内容紹介 |
ある朝、ジョー(ジョアンナ)が住むマーリー通りに、いままで聞いたこともない楽しいワルツのメロディが聞こえてきました。「演奏しているのは、どこかのブランスバンド?」、興味を持つジョーは友だちといっしょに音楽の聴こえる商店街に向かいました。
そこにあったのは、大きな丸てんじょうと太陽にきらめく何本ものポール。そして、それぞれに美しいくらをつけた大きな木馬! なんとメリーゴーランドが一夜にしてつくられていたのです。「こんな大きなメリーゴーランドが現れるなんて」
そのメリーゴーランドには、決められた人だけしか乗ることができません。メリーゴーランドに乗ることを許されたジョーがたどり着いた先は……。
未来の自分はどんな風になっているのだろう? そんな子どもたちの思いを現実のものにしてくれる物語です。単なるSFではなく、家族の絆の大切さや、人と人の心の交流も描かれたエミリー・ロッダ作品です。
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