内容紹介 |
この物語には、ルパンと名乗る人物は登場しない。ルパンに代わって物語の中で大活躍をするのは、一人の少女、ドロテである。
ドロテは心優しい少女で、自らも両親を失いながら、第一次大戦により親を失った孤児を集めて少年サーカス団をつくり、その団長となって巡業をする。
あるとき、ふとした機会で、父が公爵であり、その遺言状から、約200年前に亡くなった先祖が、子孫のために残した財宝があることを知った。と同時に、父を殺害し、この財宝をねらっている妖魔のような殺人鬼のいることを知る。
勇気があり、推理力にもすぐれた少女ドロテは、はたしてこの殺人鬼の手から財宝を守り抜くことができるでしょうか。
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